職場の着物屋さんで、一珍染め(?)の
お着物に出会いました。
一珍染めというと、しょうざんもしていたりしますが
ちゃんとした作品を見たことがなくって。
思えば、蝋けつの氷割れと、一珍の氷割れの
見分けがつけられないなぁって思いました。
蝋けつは、蝋の固さによって
蝋が固まった後にいろんな表情の
氷割れが作れます。
一珍は、糊が小麦粉などでできていて
友禅のもち糊みたいに粘りがないため
糊が乾いた後に、蝋と同じように
ぱきぱきと氷割れが作れるのだそう。
気になったので、いろいろと調べましたが
一珍糊についてのデータがとぼしく
結局じぶんでいろいろなパターンを試作して
氷割れだけはつくることができました。
この柄は、食虫植物のセラセニア。
アラーキーの「花」という本の中の、
お気に入りの写真にこの花が写っていて、
何年も前から額に入れて、飾って毎日眺めてきたお花です。
一珍染め。
ちょっと毒々しい表現がお気に入りです。
どんな柄につかったらすてきかなぁ。