2020年5月の作品。
2本目の帯。
今回はちょっと、絞りを工夫しました。
というのも、わたしがよく使う
‘帽子絞り’は、プロの職人さんは
専用の絞り台をつかって、しかも
男の人が力を込めて絞っているのだそう。
今まで幾度となく、白場に色が入り込んで
悔しい思いをしてきたので、
今回は、この絞り台なるものを
自作してみました。
これが思いのほか、ぎゅっと絞れる!
絞りの柄がきれいに出るか
きちんと見るために、
今回は濃い色に染まる植物で染めようと
「ツルニチニチソウ」を摘んでくる
つもりでした。
が、いざ出かけると
どうやら摘んではいけない場所のようで。
急きょキッチンに溜め込んでいたたまねぎの
皮を使うことにしました。
そんなわけで、図案はツルニチニチソウの
まま、たまねぎで染めるという
矛盾が生じてしまったのでした。
とほほ。
絞り台のおかけで、絞りは
わたしにしては
上出来です。
たまねぎの皮染めの絞り染め。
銅媒染。
このあと、型染め&墨描きで仕上げます。